財務会計と管理会計

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と良く耳にするようになりました。
『一般競争入札、工事量の減少などにより利益確保が難しい。』
管理会計をされていますか?

管理会計は、現状を素早く把握する社内のためのシステムです。各工事の予算対実績を把握し最終原価予測をたて問題点を是正し利益確保につなげようとするものです。請求漏れ、入金漏れ、過発注、過払い、最終予想利益等を提示します。
また経営に必要な情報をタイムリーに取り出すことができ、先手先手の経営判断を下す材料を提供します。

当然、仕訳入力ではありませんから工事元帳や業者元帳は、原始伝票そのもので関係各部署共有の情報です。確認のために原始伝票をひっくり返すような手間とは無縁になります。LAN版を導入すれば、自分の席からいつでも入力や確認ができ、作業効率の向上と時間の節約につながります。


既に財務会計をお使いの皆様へ

管理会計(中間テスト、期末テスト)は、財務会計(通信票)の数字を良くするためのチェックの仕組みです。記帳事務の合理化にも役立ちます。


まだどちらもご使用になられていない皆様へ


財務会計は、会計事務所にお願いできますが、管理会計をお願いすることはできません。

<一般的な文献による比較>
管理会計 財務会計







情報の利用
利用の目的
報告の対象
報告の種類
報告書の要請
法規制
情報の性格
内部の経営管理者や関係者
意志決定と業績の管理
過去、現在、未来
予算報告、原価計算書など
任意
不要
有用性、迅速性

外部の利害関係者
過去の業績の報告
過去
財務諸表
強制
企業会計原則など
正確
 企業会計には、外部の利害関係者(株主、債権者、国(税務署)等)に対し自らの正当性を開示することを目的とした外部報告会計と企業内部の経営者に経営管理のための情報を提供する内部報告会計とがあります。

一般的には、前者を『財務会計』、『税務会計』広義で『財務会計』、後者を『管理会計』と分類されております。
これは、どちらか一方をやればいいと言うものではなく双方がそれぞれに明確な目的をもち似て非なるものといえ車の両輪に例えられましょう。